【取り組み紹介】モリアオガエルの保全活動
ポポラの取り組み
2025/6/26
ヘビが大好き黒シマです!
さまざまな保全活動を行っているポポラですが、今回はモリアオガエルの保全活動のご紹介です♪
モリアオガエル
新潟県では準絶滅危惧種に指定されています。
普段は森の中に生息していますが、産卵の時期に水辺に集まってきて、水面の上にせり出した木の枝などで産卵します。一匹のメスに複数のオスが群がり、メスが粘液を出して足で泡立て、そこへ卵を産み、オスが受精させます。この卵塊は、乾燥や外敵から卵を守る役割があり、無事に孵化したオタマジャクシは卵塊から水面へ落下して成長していきます。
当間高原リゾートの敷地内の農業用ため池(通称:モリアオガエルの池)でモリアオガエルの卵塊を見ることが出来るのですが、田植え時期に水が使われるため、一部が干上がり、卵塊から孵化したおたまじゃくしが水のない陸地に落下してしまう状況となっていました。そのため、干上がったところの上部にある卵塊を枝ごと切って、敷地内の3か所の池へ移設する活動を2022年度から毎年実施しています。
メスの場合、約3年で産卵出来るようになると言われていることから、無事に孵化して成長してくれていたら、今年くらいから卵塊が増えてくるはずです。今年の移設作業の際、なんと3つの池のひとつで、これまでは多い時で1個しか確認出来ていなかったところ、3個も確認することが出来ました。保全活動の成果が現れたのではないかと、うれしい限りです。これからもモリアオガエルの保全活動を継続していきたいと考えています。
モリアオガエルの卵塊が見たいという方は、プライベートツアーでお受けしておりますので、ベルナティオにご宿泊いただき、ぜひ来年ご参加ください。
皆さまにお会いできるのを楽しみにしています。