ポポラとは
あてま森と水辺の教室
ポポラとは
大切さを学ぶ
「あてま 森と水辺の教室 ポポラ」では、新潟県十日町市にある当間高原の豊かな自然に囲まれたフィールドで、動植物や生態系の調査・保全活動を継続的に実施してまいりました。
これらの結果を踏まえ、人と自然とのかかわりによって築かれた自然環境の仕組みと大切さを理解していただくプログラムを提供していきます。
「ポポラ」って?
あてまの自然は、人々がかかわりあって築かれてきました。
これからも多くの人が集まり、豊かな自然を守りながら体験して欲しいと考えています。
新潟県十日町市は、イタリアのコモ市と姉妹都市で、
隣接する当間高原リゾートホテルベルナティオの名称もイタリア語由来であることから、
「人と自然の共生」を表したイタリア語から名付けられました。
ポポラの活動
新潟県十日町市にある当間高原の豊かな自然に囲まれたフィールドで、動植物や生態系の調査・保全活動を実施しています。
これらの結果をふまえ、自然環境の仕組みと大切さを理解していただく自然体験プログラムを提供するとともに人材育成活動も行っています。
また、これらの活動を進めるにあたり、地域との協働を意識して取り組んでいます。
【調査・保全活動】~生物多様性に関する調査・保全~
ポポラの事業基盤である豊かな自然を守ることを目的として、ニホンリスのロードキル問題を解決するための行動範囲の調査やリスの橋(コリドー)設置、ホタルの生息環境整備、トキが舞う棚田を目指した耕作放棄地の復元活動などを行っています。
【自然体験】~自然の大切さを「伝える」取り組み
当間高原の豊かな自然を楽しむ自然体験や木育など多様なプログラムを通じて、自然の大切さや自然と人が心地よく暮らすヒントを伝える取り組みを行っております。
※プログラムの詳しい内容・実施予定については、体験プログラムをご覧ください。
【人材育成】~次世代に「つなぐ」ための人材育成~
自然豊かな広大なフィールドを活用して、自然体験活動指導者の養成や植林などの作業を通じたチームビルディング研修、小・中学校等団体の探究活動(アクティブラーニング)などの活動を行っています。
ニホンリスの保全活動
ニホンリスの生態を把握するため、リスに小型発信機を装着して行動範囲の追跡調査(テレメトリー調査)を実施しています。
この調査では、道路で分断された森と森を行き来するリスの姿や道路脇の雪壁に阻まれて右往左往する姿、ロードキル(車による衝突)も目撃されています。
そこで、ロードキルが何度も発生している場所に、「みんなの力でニホンリスを守りたい!」と称したクラウドファンディングにより資金を調達し、リスの橋(コリドー)を設置しました。
現在も橋の利用状況を調査しながら、施設の改善を継続的に行っています。
保全費用については、リス募金も活用しながら進めています(リス募金は森のホールで受付中です)。
木育の取り組み
ポポラでは、①森を守る ②森で遊ぶ ③暮らしに木を取り入れる ④地域を活性化する ⑤新しい価値を見出す をテーマに木育活動に取り組んでいます。
学校の団体研修や木育イベントでの間伐作業や、間伐材を活用した工作体験をしています。その森を守る活動を通じて、自然の豊かさを感じていただいています。
樹上アスレチック「アルプスアドベンチャー」では、地元企業と協働し、荒廃した杉林を間伐して整備することで、森を守るとともに、新しい価値を創造し、森で遊ぶ施設を整備しました。
また、幼い頃から森や木に親しむことで自発性を育んでいく自然体験プログラムなども行っています。
施設紹介
森のホール
あてまの森や水辺を歩いていると、不思議な体験に遭遇します。朝の光や水と植物たちが混じった目の覚めるような色たち。思わず深呼吸したくなるような爽やかな香り。虫や鳥やカエルの声に和めるときもあるでしょう。
「森のホール」は、そんなたくさんの不思議と出会うヒント、たくさんの不思議をひもとくヒントを集めて、みなさんが過ごすあてまでの時間をサポートします。
フィールド散策やプログラム参加の前に、そして、後からでも足を運んでみてください。目にも、耳にも、気持ちいい空間でお待ちしています。
あてまの自然のことならなんでもわかります。プログラムに関するご案内やご精算はこちらで。プログラムに参加せず、自分たちだけで歩きたい方にも便利な情報もご用意しています。
魅力的なポポラオリジナル商品や、選りすぐりの地元作家商品、企業とのコラボ商品などを多数ご用意しております。友達へ自分へのご褒美としてお買い求めください。
県産材、国産材の木材を積極的に活用した工作体験などが一年を通していつでも楽しめます。大人から子供まで楽しめる工作を豊富に取り揃えていますので、家族と友達と是非ご一緒に体験してください。
二ホンリスは、近年では①開発による森の分断・孤立化による生息地の減少②ロードキル③タイワンリスなどの外来生物の分布拡大による生息環境の劣化、などからその生息環境が脅かされています。ここあてまの森においても車道上で轢死事例が確認されています。
ポポラでは二ホンリスの保全対策をおこなっています。みなさんにもこの活動を応援してもらうために、巨大リスのぬいぐるみと、活動内容の展示をおこなっています。
館内には他にも様々な見どころをご用意。スタッフが撮影した四季折々の選りすぐりブナ写真を大型パネルにて展示や、迫力のある剥製が並んでいます。生き物水槽では、イモリなどが一年中観察できます。絵本や書籍も多数取り揃えてありますので、晴れた日にはデッキで読書を楽しむのもおすすめです!
水辺のホール
雪国十日町に受け継がれてきた里山風景にならい、建物と周囲の自然が調和した空間です。
水辺に面した巨大な窓を開けると、自然との一体感はさらに増し、非日常感あふれる場になります。自然を直接感じながら、屋内プログラムや団体研修等を行うことができます。
また、「観察室」ではあてまの森や水辺に生息する生き物を間近で見られます。本物の自然に親しんでみませんか。