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サイエンス倶楽部 ~It’s a “SNOW WORLD”~

学校団体 2017.01.10

こんにちは“晩鳥”です。

 

1月5日~1月7日に「サイエンス倶楽部」の野外実習として『It’s a “SNOW WORLD” ~お正月は雪国でとことん遊びつくそう~』を実施しました。
今回は冬の時季での実施です。
参加したのは、小学校2年~6年生のこども達。「サイエンス倶楽部」の各教室で学ぶこども達にとって、ここ豪雪地帯十日町市のあてま高原は雪を遊びつくすには絶好の場所です。3日間、こども達は思う存分雪を遊びつくしたり、十日町市の文化に触れたりと雪国を満喫していきました。
写真は2日目の雪像・雪灯篭作りの様子で、チームで協力し合って素晴らしい作品を作り上げています。

 

 

 

 

1日目(午後) ①雪玉タワー作り

 

さぁー雪を遊びつくす3日間が始まりました。初対面ということもあり、ちょっと緊張気味のこども達。そこで、緊張をほどき、チームメイトと打ち解けられるよう、自己紹介をしながら雪玉タワーを作っていきました。他にも、雪のイメージを言いながら雪玉タワーを作ったり、3日間でやりたいことを言いながら雪玉タワーを作ったりと仲間と協力しながら雪玉タワーを作ることで、少しずつ打ち解けることが出来ました。

 

チームメイトのことを知ろう! 自己紹介をしながら雪玉タワー作り♪

 

 

 

1日目(午後) ② スノーシュー体験

 

初めてスノーシューを体験するこども達、スノーシューを履いて雪原探索に出発!
「歩きづらいけど、全然沈まない!」そう言いながら、とても楽しそうにしていました。

 

スノーシュー履いて雪原探索へ出発! 「雪がふかふかしていて楽しい!」

 

 

 

1日目(夜) 雪の結晶観察

 

夜しんしんと雪が降る中、こども達は雪の結晶を観察しに野外へ。気温も氷点下まで下がり、雪の結晶を観察するのには絶好のコンディション!雪の結晶を見やすくする黒い厚紙を使って、観察をしていきました。

 

「初めて雪の結晶を見た!」

 

 

 

 2日目(午前) 雪像・雪灯篭作り①

 

2日目は1日かけて雪像と雪灯篭作り。12チームに別れてチーム内でどんなものを作るか話し合った後、協力し合いながら、夜のコンテストに向けて、チーム一丸になって雪像・雪灯篭作りです。貸し出された道具を上手に使って、思い描いた雪像・雪灯篭が作れるでしょうか。

 

どんな雪像・雪灯篭を作るか話し合い 雪を運んで、積み上げて雪像の土台作り♪

 

 

 

2日目(昼) 餅つき体験

 

雪像・雪灯篭作りをしているとお腹がペコペコ。お昼はなんと自分たちでお餅をつきました。あてまの餅つきは普通の餅つきと違って水を使わずにひたすらついていきます。こども達は順番に「ぺったん、ぺったん」とリズムよく餅をついて、つきたてのお餅を味わいました。

 

職人さんによる下準備 粘り強くて大変だけど、一生懸命つきました♪

 

 

 

2日目(午後)雪像・雪灯篭作り②

 

いよいよ雪像・雪灯篭作りも後半戦。各チームとも少しずつ完成が見えてきました。午前中に比べてチームワークも良くなり、道具も工夫して使うようになってきました。

 

力を合わせれば何でも出来る! 完成に向けてラストスパート!

 

 

 

2日目(夜)サイエンス倶楽部フェスティバル

 

日中にチームで力を合わせて作り上げた雪像・雪灯篭にキャンドルを灯して写真撮影とコンテストを実施。雪像や雪灯篭にキャンドルを灯していくと幻想的になり、とても素敵に仕上がりました。コンテストではこだわった所や大変だった所などそれぞれの雪像や雪灯篭の発表・PRをしていき、その後すべてのチームに12種類の特別賞を発表!人気作品ベスト3の発表時にはとても盛り上がりました。

 

どのチームも素敵な雪像・雪灯篭が出来ました! キャンドルの火がとても幻想的です♪

 

 

今までの調査成果を踏まえて、最後の調査と生き物の地図作り。夜に発見したことの確認など生き物の調査を仕上げ、地図に落とし込んでいきます。
何をどう書き込むかも各班の腕の見せ所。

 

作品名「新潟の家」良く出来ていますね! 作品名「サイエンス博士(頭)」博士そっくり!

 

各チームによる発表・PR 「どこに投票するか迷うなー」

 

 

 

3日目(午前)①ちんころ体験

 

最終日は十日町市の文化体験ということで「ちんころ体験」と「どんど焼き体験」を実施。最初は十日町市の1月の風物詩であるちんころ作りを体験。米の粉で作られた生地を好きな形に作り上げ、蒸して仕上げると色鮮やかな可愛いちんころがたくさん出来ました。

 

「どんなちんころを作ろうかなー」 蒸しあがったちんころは色鮮やかで可愛い!

 

 

 

3日目(午前)②どんど焼き体験

 

ちんころ体験が終わったら、次はどんど焼き体験。毎年小正月の頃に行われる行事ですが、今回は特別に実施。今年一年、健康でいい年になるよう願いを込めながら正月飾りを積んだあと、点火。燃え上がる炎で厄払い。炎が弱くなってきたら、一年間元気でいられるようにスルメやマシュマロを焼いて食べました。これで2017年も無病息災でいけますね♪

 

どんど焼きの点火式! マシュマロ焼いて、おいしく頂きました!

 

 

 

3日目(午前)③まとめ

 

楽しかった実習もあっという間に終わりが近づいてきました。初日の緊張はどこへやら。ともて和やかな雰囲気のなか、来る前の雪のイメージの変化や3日間を通しての感想を各チームから発表。その後、3日間を大きな怪我もなく雪を遊びつくしたこども達に「あてま雪んこ」の認定証と昨日のコンテストで受賞した賞のバッチを授与。

 

来る前の雪のイメージは変わったかな? 各チームに「あてま雪んこ」認定証の授与

 

コンテストの特別賞バッチも授与

 

 

 

活動を振り返って

 

今回「サイエンス倶楽部」との第7回目となる活動でした。
さらに今回は初めての冬の実習。平年よりも雪は少なかったものの慣れない雪で大変なこともたくさんありましたが、大きな怪我もなく楽しい実習となりました。初日の緊張気味のこども達が、時間が経つにつれチームメイトや他の子たちと打ち解けていく姿には私たちもうれしく思うと同時にホッとしました。2日目の雪像・雪灯篭作りでは、どのチームも個性的でそれぞれにこだわりを感じられる作品が出来ていました。これはこども達のチームワークが良かったから出来たことであり、こども達の協調性と順応性があったからこそだと思います。
冬の終わり頃にはまた違ったテーマの活動が継続します。
あてまでは多くのことを体験することが出来ます。こども達が様々な体験を通して、多くのことを学び、生きる力を育むよう私たちはこれからも全力でサポートしていきます。

 
※「サイエンス倶楽部」とは「自然科学教育を通して、未来を担う子供たちの創造性、社会性をはぐくみ、社会的価値を最大限に発揮できる人材を輩出する」ことを理念に、科学実験から広げる体験型総合教育を展開している団体です。
ご興味のある方はこちら→http://www.science-club.co.jp/